高校生のイギリス短期留学|9日間のスケジュールと実際に体験したこと

イギリス留学

高校生がイギリスへ短期留学すると、実際にはどんな毎日を過ごすのでしょうか。

「語学学校へ行くだけで終わらない?」「午後は自由に観光できる?」「1週間ほどでも留学する意味はある?」と、具体的な生活が気になる方もいると思います。

わが家では2026年8月、当時17歳だった高校生の息子が一人でイギリスへ渡航しました。ロンドン南西部の家庭にホームステイし、平日はウィンブルドンの語学学校へ。授業後は一人でロンドンを歩き、週末にはプレミアリーグ観戦にも出かけました。

短い滞在でしたが、実際のスケジュールを振り返ると、「午前は英語、午後はロンドン、週末はサッカー」というかなり密度の高い短期留学になりました。

この記事でわかること

  • 高校生のイギリス短期留学で実際に過ごした9日間
  • 語学学校の授業時間と午後の過ごし方
  • ホームステイでどんな生活をしたのか
  • ロンドン観光とプレミアリーグ観戦をどう組み合わせたか
  • 17歳本人が短期留学を終えて感じたこと

高校生のイギリス短期留学はどんな9日間だった?

今回の滞在の大きな特徴は、語学学校だけに時間を使わなかったことです。

平日はWimbledon School of English(ウィンブルドン・スクール・オブ・イングリッシュ、以下WSE)へ通いましたが、授業は午前が中心。そのため午後はロンドン市内へ出かけることができました。

そして週末には、今回の渡英の大きな目的でもあったサッカー観戦へ。ブライトンとチェルシーの試合を観戦し、別の日には列車でリヴァプールまで足を延ばしてアンフィールドも訪れました。

日程 主な体験
8月22日 ホームステイ開始・ロンドン散策・ウェンブリー
8月23日 ブライトンへ移動・プレミアリーグ観戦
8月24日 語学学校・大英博物館などロンドン観光
8月25日 語学学校・バッキンガム宮殿・ウェストミンスター
8月26日 語学学校・自然史博物館・ハロッズ
8月27日 語学学校・シティ・ロンドン塔・タワーブリッジ
8月28日 語学学校最終日・友人とランチ・アーセナル・グリニッジ
8月29日 リヴァプールへ日帰り・アンフィールド
8月30日 キュー王立植物園・チェルシー対ブライトン観戦
8月31日 ヒースロー空港から日本へ帰国

こうして並べると、語学留学というよりも、英語の授業、ホームステイ、一人での海外生活、ロンドン観光、鉄道移動、サッカー観戦をまとめて経験した短期滞在だったことが分かります。

1日目|ホームステイ開始、その日の午後からロンドンへ

8月22日、まず向かったのはロンドン南西部にあるホームステイ先です。

到着後はホストファミリーと対面。家には犬もいて、到着した日の写真にはさっそく犬と触れ合っている様子が残っています。

長距離移動の直後なので、その日は家で休むのかと思っていましたが、本人は午後にはロンドンへ出かけています。

キングス・クロス駅周辺を歩いたあと、ウェンブリー・スタジアムへ。さらにベーカーストリート周辺にも立ち寄りました。

初日から自分で交通機関を使って動き始めたことは、このあと続く「一人でロンドンを動く生活」の練習にもなったようです。

2日目|一人でブライトンへ行きプレミアリーグを観戦

翌8月23日は、早くもロンドンを離れました。

クラファム・ジャンクション駅から列車に乗ってブライトンへ。到着後はブライトン・ビーチを歩き、その後、ブライトン&ホーヴ・アルビオンの本拠地であるAMEXスタジアムへ向かいました。

スタジアムでは試合を見るだけではなく、地元のサポーターとの交流も経験しました。

17歳で一人、初めて訪れる街へ鉄道で行き、スタジアムまで移動して試合を観戦し、またホームステイ先へ戻る。語学学校が始まる前から、かなり実践的な「海外で自分で動く経験」になっています。

3~7日目|午前はウィンブルドンの語学学校、午後はロンドンへ

平日の生活の軸になったのが、ウィンブルドンにあるWimbledon School of Englishです。

本人が通った授業は午前が中心で、おおむね9時から13時まで。授業が終わったあとは、自分で昼食を取ったり、そのままロンドン市内へ出かけたりしていました。

 

WSEでは2026年にも午前のみ学ぶEssential General Englishが設定されており、16歳以上が受講できます。今回のように「午前は英語、午後は別の体験」という滞在を組みやすい形です。ただし、今回の受講内容や日程はわが家のケースです。受講できるコースや18歳未満の条件については、申込時に学校や留学エージェントへ確認する必要があります。

8月24日|大英博物館からピカデリー・サーカスへ

授業後の8月24日は大英博物館へ。

ロゼッタ・ストーンなどの展示を見たあと、レスター・スクエア、ピカデリー・サーカス、グリーン・パーク、ウェリントン・アーチ周辺まで歩いています。

学校が終わってからでも、午後にこれだけロンドンを回れるのは、午前中心の授業にした大きなメリットでした。

8月25日|バッキンガム宮殿とウェストミンスター

8月25日は、授業後にバッキンガム宮殿へ。

夏季の公開時期だったため宮殿内部と庭園を見学し、その後はウェストミンスター寺院、ビッグ・ベンへ向かいました。

さらにトラファルガー広場からナショナル・ギャラリーへ。事前の予定どおりにすべて回ったわけではなく、その場で行き先を変えながら行動しています。

このあたりも、ツアーではなく本人が自由に動いた今回の短期留学らしいところです。

8月26日|自然史博物館とハロッズへ

8月26日は、学校のあるウィンブルドンからサウス・ケンジントン方面へ移動。

ロンドン自然史博物館で恐竜などの展示を見たあと、ハロッズへ向かっています。

現地の写真にはウィンブルドン駅のホームや車内も残っています。

観光地の写真だけでなく、毎日の駅や電車、バスの写真を見ると、短期留学の途中から「ロンドンで電車に乗って移動すること」自体が日常になっていったことが分かります。

8月27日|金融街からタワーブリッジまで歩く

8月27日はロンドンのシティ方面へ。

バンク周辺や王立証券取引所を見たあと、サッカー好きらしく「Classic Football Shirts London」にも立ち寄りました。

その後はロンドン塔、タワー・ブリッジ、ザ・シャード周辺へ。

学校で英語を学ぶ時間と、実際の街で英語を使いながら一人で動く時間が、毎日の中にセットになっていました。

8月28日|学校の友人とランチ、午後はアーセナルとグリニッジへ

学校生活で印象に残ったことの一つが、他の国から来た留学生との交流でした。

8月28日には、学校で知り合った日本人やタイ人の友人と一緒にランチを食べています。

本人によると、先生が授業で話す英語は比較的聞き取れた一方、街中で普通に話される英語の方が難しく感じたそうです。

「英語を勉強する」のと「英語圏で実際に生活する」のは少し違う。その違いを短期間でも実感できたことは、現地へ行った意味の一つだったと思います。

授業後はエミレーツ・スタジアムへ行き、その後グリニッジへ。旧王立天文台やカティーサーク周辺を歩き、テムズ川のリバークルーズにも乗りました。

8日目|ロンドンからリヴァプールへ一人で日帰り

8月29日は、この旅でも特に移動距離の長い一日でした。

朝、ロンドン・ユーストン駅からAvanti West Coastの列車に乗り、一人でリヴァプールへ向かいました。

リヴァプール・ライム・ストリート駅に到着したあとは、セント・ジョージズ・ホール周辺を歩き、最大の目的地であるアンフィールドへ。

リヴァプールFCの本拠地を訪れ、スタジアムやメインスタンド周辺を見て回りました。

そして夕方には再び列車でロンドンへ戻り、ウィンブルドン方面のホームステイ先まで帰っています。

「高校生の短期留学」という言葉から想像していた以上に、今回本人が自分で行ったことは多くなりました。長距離列車の時間を確認し、知らない街へ行き、目的地まで移動して、その日のうちに滞在先まで戻ることもその一つです。

9日目|キュー王立植物園からチェルシー戦へ

8月30日は、午前中にキュー王立植物園へ。

パームハウスや日本庭園などを見て回り、昼ごろにはキュー・ガーデンズ駅に隣接するパブにも立ち寄っています。

そして午後は、今回の旅の大きなイベントの一つ、スタンフォード・ブリッジへ。

プレミアリーグのチェルシー対ブライトンを現地観戦しました。

ブライトンでの観戦から始まり、ロンドンの各スタジアムを巡り、リヴァプールのアンフィールドへ行き、最後にスタンフォード・ブリッジで試合を見る。

今回の短期留学では、サッカーが「留学とは別のおまけ」ではなく、本人がイギリスで自分から動く大きな動機になっていました。

帰国日|一人でヒースロー空港へ行き日本へ

8月31日は帰国日です。

朝にヒースロー空港第5ターミナルへ到着し、チェックインや荷物の重量確認を済ませました。

その後、ブリティッシュ・エアウェイズに搭乗。翌9月1日に日本へ無事帰国しました。

出発するときは17歳の一人渡航そのものを親としてかなり心配していました。

ところが帰国まで振り返ると、本人が経験したのは「飛行機に一人で乗った」ということだけではありません。

毎日ホームステイ先から学校へ通い、授業後に自分で行き先を決めて移動し、週末には別の都市へ行き、最後は自分で空港へ向かって帰国しました。

ホームステイでは「海外の日常」も体験した

観光やサッカー観戦ほど写真映えはしませんが、短期留学で大きかったのがホームステイ生活です。

今回のホストファミリー宅には犬がいて、部屋やWi-Fiなどの生活環境にも大きな問題はありませんでした。

夕食は基本的にホストファミリーと一緒。事前のやり取りで伝えていた食べ物の好みが、実際の食事に反映されたと感じる場面もありました。

一方で、シャワー、家の鍵、靴をどこで脱ぐのか、朝食をどうするのかなど、日本の自宅なら考えなくてもよい小さな違いもあります。

こうした「普通の生活の違い」を経験できることは、ホテル滞在では得にくいホームステイの特徴でした。

短期留学でも友人はできた?実際には多国籍の交流があった

滞在期間が短かったため、出発前は「学校へ数日通うだけで友人ができるのだろうか」とも思っていました。

実際には、語学学校で日本人だけでなくタイ人など他国から来た学生とも知り合い、一緒に昼食を食べています。

もちろん、9日間ほどで英語力が劇的に変わるとまでは言えません。

それでも本人の体験を聞くと、教室で英語を学ぶことだけではなく、英語を共通語にして違う国の人と同じ場所で過ごした経験そのものが、短期留学の一つの価値だったように感じます。

高校生の9日間の短期留学で分かったこと

今回の体験を振り返ると、「短期留学は期間が短いから意味がない」と単純には言えないと感じました。

もちろん、9日間で英語をペラペラにすることを目的にすれば、期間は足りません。

しかし今回のように、

  • 海外の家庭で生活する
  • 毎朝自分で学校へ通う
  • 英語だけで行われる授業を受ける
  • 海外の学生と知り合う
  • 一人でロンドンの交通機関を利用する
  • 自分で観光地へ行く
  • 列車で別の都市へ行く
  • 現地で好きなサッカーを観戦する

といった経験を組み合わせると、短期間でもかなり多くのことを体験できます。

特に今回感じたのは、午後をどう使うかで短期留学の密度はかなり変わるということです。

午前中に語学学校へ通い、午後は本人が興味のある場所へ出かける。この形だったからこそ、「英語の勉強」と「海外で自分で生活してみること」の両方を経験できました。

ただし17歳の自由行動は学校が見守ってくれるわけではない

ここは、これから高校生の短期留学を検討する家庭には特に伝えておきたい点です。

WSEの現在の公式案内では、18歳未満の学生について、学校による監督は授業中と学校主催のエクスカーション中に限られるとされています。

つまり、今回のように授業後に一人でロンドンへ出かける場合、午後の自由行動まで語学学校が付き添ってくれるわけではありません。

わが家の場合は17歳本人が一人で行動しましたが、これは「高校生なら誰でも同じようにできる」という意味ではありません。

本人の年齢や海外経験、英語力だけでなく、スマートフォンの通信手段、支払い方法、交通機関の利用、親との連絡方法、トラブル時の対応なども含めて、どこまで本人に任せるかを家庭ごとに考える必要があります。

まとめ|9日間でも「学校+生活+好きなこと」を組み合わせられた

2026年8月、17歳の高校生が実際に経験したイギリス短期留学を振り返りました。

  • 平日はウィンブルドンの語学学校へ通った
  • 午前の授業後はロンドン市内を一人で回った
  • ホームステイでイギリスの日常生活を経験した
  • 語学学校では他国の留学生とも交流した
  • ブライトンやリヴァプールへ一人で移動した
  • プレミアリーグの試合を現地で観戦した
  • 最後は一人でヒースロー空港から帰国した

今回の短期留学で印象的だったのは、語学学校そのものだけでなく、学校の外で本人が自分で考えて動いた時間が非常に多かったことです。

英語力を伸ばすだけなら、もっと長期間の留学にはかないません。しかし「海外で暮らしてみる」「自分で移動する」「英語を使わざるを得ない環境に入る」「好きなことを自分で実現する」という最初の経験としては、短い期間でもかなり密度の高いものになりました。

この9日間で体験したホームステイ、語学学校、一人での移動、プレミアリーグ観戦については、それぞれ別の記事で実際の様子を詳しく紹介していきます。

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主な確認資料

※学校のコース内容、年齢条件等は2026年10月7日時点で確認しています。実際の受講条件や時間割は申込時期・コースによって変わる可能性がありますので、最新情報は学校・留学会社等でご確認ください。