高校生が一人でイギリスへ|17歳のロンドン短期留学で親が準備したこと・本人がやったこと

イギリス留学

「18歳未満の高校生でも、一人でイギリスへ行けるの?」

高校生の子どもを一人で海外へ行かせようと考えたとき、親として最初に気になったのがこの問題でした。

飛行機には一人で乗れるのか。イギリスへ入国できるのか。親の同意はどうするのか。さらに、現地での宿泊や移動はどうするのか。調べてみると、「イギリスへ行けるか」だけではなく、確認すべきことがいくつもありました。

わが家では2026年8月、当時17歳の高校生だった息子が、実際に一人でイギリスへ渡航しました。ロンドンでホームステイをしながら語学学校へ通い、学校以外の時間は一人で移動。ブライトンやリヴァプールにも足を延ばし、プレミアリーグを観戦して帰国しました。

結論からいうと、18歳未満でも、必要な条件を一つずつ確認して準備すれば、一人でイギリスへ渡航することは可能です。

ただし、「17歳なら大人とまったく同じように行ける」という意味ではありません。航空会社、英国への入国、滞在先、宿泊施設など、それぞれの条件を別々に確認する必要があります。

この記事でわかること

  • 18歳未満でも一人でイギリスへ渡航できるのか
  • 17歳の高校生が実際に一人で渡英してどうだったのか
  • 渡航前に親子で確認したこと
  • 親が担当したことと、17歳本人に任せたこと
  • 事前に心配していたことと実際との違い

17歳が一人でイギリスへ行くために確認した6つのこと

今回の準備で分かったのは、「17歳はイギリスへ一人で行けるか」という一つの条件だけを調べればよいわけではない、ということでした。

わが家で主に確認したのは、次の6項目です。

確認したこと 今回どうしたか
飛行機 17歳が単独搭乗できる航空会社を利用
イギリス入国 18歳未満の単独渡航条件を事前に確認
親の同意・必要書類 留学会社からの案内も踏まえて必要書類を準備
滞在・宿泊先 ホームステイと、必要に応じて17歳でも利用できる宿泊先を確保
現地移動 ロンドン市内やブライトン、リヴァプールまで本人が公共交通機関で移動
親との連絡 スマートフォンの通信手段を確保し、現地から連絡できる状態にした

つまり、「未成年だから行ける・行けない」の二択ではなく、年齢によって生じる条件を一つずつクリアできるかを確認する必要がありました。

この記事では、その全体像と実際に17歳で渡航した結果を紹介します。入国時の親の同意書や未成年の宿泊条件については、それぞれ別の記事で詳しく整理します。


18歳未満でも条件を整えれば一人でイギリスへ行ける

まず一番大きな疑問だった「17歳で一人でイギリスへ行けるのか」についてです。

英国政府の案内では、18歳未満でも大人の同伴なしで英国を訪れることができます。ただし、旅行と滞在について適切な手配がされていることや、一人で渡航する場合の親・保護者の書面による同意など、未成年者として確認すべき条件があります。

つまり、「18歳未満だから一人では入国できない」という仕組みではありません。

一方で、実際に一人旅を成立させるには、英国の入国条件だけでは不十分です。利用する航空会社が何歳から単独搭乗を認めているか、17歳だけで利用できる滞在・宿泊先を確保できるか、といった条件も確認する必要があります。

英国政府の未成年者に関する条件は、GOV.UK「Visit the UK as a Standard Visitor: If you’re under 18」で確認できます。

実際に17歳で一人で渡英し、現地でも一人で移動した

今回一人でイギリスへ行ったのは、当時17歳だった高校生の息子です。

目的はロンドンでの短期留学とプレミアリーグ観戦でした。

現地ではホームステイをしながらウィンブルドンの語学学校へ通い、学校以外の時間は自分でロンドン市内を移動しました。

さらにブライトンへ行ってプレミアリーグを観戦。別の日にはロンドン・ユーストン駅から列車でリヴァプールへ向かい、アンフィールドで試合を観戦しています。

帰国時も自分でヒースロー空港へ向かい、チェックインなどの手続きをして日本へ帰国しました。

つまり今回の「一人旅」は、日本からイギリスまで飛行機に一人で乗っただけではありません。

渡英から現地での移動、語学学校、観光、プレミアリーグ観戦、帰国までを17歳本人が実際に経験したケースです。

飛行機は17歳で一人で乗れる航空会社を選んだ

未成年の海外一人旅で最初に確認したいのが、利用する航空会社の年齢条件です。

今回利用したブリティッシュ・エアウェイズでは、14歳以上であれば単独で搭乗できます。

14歳未満は16歳以上の人の同伴が必要で、14~15歳が一人で搭乗する場合には、保護者が記入する同社独自の「Young Flyers Travelling Alone Consent Form」などが必要とされています。

息子は17歳だったため、この14~15歳向けの航空会社独自フォームの対象ではありませんでした。

ここで注意したいのは、航空会社が求める未成年者用フォームと、英国への未成年単独渡航に関する親・保護者の同意は別の話だということです。

また、単独搭乗できる最低年齢や必要な手続きは航空会社によって異なります。航空券を購入する前に、実際に利用する航空会社の最新条件を確認した方がよいでしょう。

ブリティッシュ・エアウェイズの現在の条件は、Children and young adults travelling aloneで確認できます。

入国に備えて書類を準備したが、今回は提示を求められなかった

英国政府は、18歳未満が一人で英国へ渡航する場合について、親・保護者の書面による同意や、適切な滞在先などを求めています。

わが家でも留学会社からの説明を受け、必要な書類を準備して本人に持たせました。

一方、帰国後に本人へ確認したところ、今回の入国では人とのやり取りや質問はなく、準備していた書類についても提示を求められなかったとのことでした。

ここは事前に想像していたこととの大きな違いでした。

ただし、これは2026年8月に息子が経験した一例です。今回提示を求められなかったことと、「未成年の一人旅に親の同意や書類が必要ない」ということは同じではありません。

どの書類を準備したのか、英国政府が求める親・保護者の同意と学校・留学会社から案内された書類はどう違うのかについては、入国の記事で詳しく整理します。

入国より意外に難しかったのが17歳で泊まれる場所探し

準備を進めるなかで、「英国へ入国できるか」とは別に確認が必要だったのが宿泊先です。

18歳未満の場合、ホテルやホステルならどこでも一人で宿泊できるわけではありません。施設ごとに最低年齢や保護者同意などの条件があります。

今回も、ホームステイ以外に本人だけで泊まる日については、17歳でも利用できる宿泊先を確認する必要がありました。

最終的にはYHA London Earl’s Courtを利用していますが、予約時には保護者の同意が必要で、本人によるとチェックイン時にはパスポートの確認もありました。

この点は「17歳でもロンドンで一人で泊まれるのか」という別の検索意図になるため、宿泊記事で予約時の条件や実際のチェックインまで詳しく紹介します。

親が全部手配するのではなく、本人に任せたことも多かった

今回の一人旅では、親が完全に手を離したわけではありません。

未成年入国や宿泊など、17歳本人だけでは気づきにくい条件やリスクについては、親側でも事前に調べました。

ただし、見つかった課題をすべて親が処理したわけでもありません。

本人ができることは本人に返しました。

  • 必要な書類を準備する
  • 提出期限を確認する
  • 分からないことがあれば電話で問い合わせる
  • 必要なサービスへ会員登録する
  • オンラインで予約する
  • 現地で交通機関を使って目的地へ向かう

実際、書類の提出期限について本人が「その日までに発送すればよい」と考えていたところ、親側で「必着ではないか」と気づいたこともありました。

そこで本人が留学会社へ電話で確認すると、やはり必着だったため、その日のうちに本人が窓口へ出向いて提出しています。

「親が何もしない」のではなく、「親が先回りして落とし穴を調べ、本人が実行できる大きさの課題にして返す」というのが、今回の一人旅での役割分担でした。

事前に心配したことと実際はどう違った?

出発前には、かなり多くのことを心配していました。帰国後に振り返ると、想像していたことと実際が違った点もあります。

渡航前に心配したこと 今回実際にどうだったか
17歳で一人で飛行機に乗れるか 利用したBAでは17歳の単独搭乗が可能だった
18歳未満で英国へ一人で行けるか 必要な準備をしたうえで実際に単身渡航した
入国時に質問されるのではないか 本人によれば今回は人とのやり取りや質問はなかった
準備した書類を入国時に見せるのか 今回は提示を求められなかった
17歳だけで現地を移動できるか ロンドン市内だけでなくブライトンやリヴァプールへも移動した
帰国時の空港手続きができるか 本人がヒースロー空港へ向かい、一人で帰国した

親側は「入国できるか」「書類は足りるか」といったところに目が向きがちでした。

ところが実際には、宿泊先の年齢条件、書類の提出期限、現地での移動など、渡航そのもの以外にも確認すべきポイントが多かったというのが今回の経験から分かったことです。

17歳の一人旅で本人が身につけたのは「旅の手続き力」だった

出発前には、親として「17歳を一人で海外へ行かせて大丈夫なのか」という心配がありました。

一方、帰国後に振り返ってみると、今回本人が経験したのは、単に一人で飛行機に乗ることだけではありませんでした。

必要書類をそろえる。期限を確認する。会員登録をする。チケットや交通を予約する。分からなければ電話で問い合わせる。現地で行き先を調べて移動する。

こうした「自分で調べて、手続きをして、目的地までたどり着く」経験を一つずつ積めたことが、一人で渡航した大きな意味だったように思います。

もちろん、すべてを17歳本人だけで判断させたわけではありません。親が確認した方がよい部分と本人に任せる部分を分けたことで、一人旅を現実的な課題にできました。

これから18歳未満でイギリスへ一人で行くなら確認したいこと

今回の経験から、少なくとも次の点は航空券を取る前から確認しておくとよいと思います。

  • 利用する航空会社は何歳から一人で搭乗できるか
  • 航空会社独自の未成年者向け手続きがあるか
  • 英国側の18歳未満の単独渡航条件を満たせるか
  • 親・保護者の同意や必要書類を準備できているか
  • 現地で適切な滞在先を確保できているか
  • 宿泊施設が17歳の単独宿泊を認めているか
  • パスポートや予約情報を本人が管理できるか
  • 現地で本人と親が連絡できる通信手段があるか
  • トラブル時に本人が誰へ連絡すればよいか決めているか

また、英国への渡航にETAが必要な場合は、子どもを含め一人ずつETAが必要です。

制度や航空会社、宿泊施設の条件は変更されることがあります。実際に渡航するときは、英国政府や利用する航空会社、宿泊施設などの最新情報を改めて確認してください。

まとめ

18歳未満だからという理由だけで、イギリスへ一人で行けないわけではありません。

わが家では2026年8月、当時17歳の高校生だった息子が実際に一人で渡英しました。

  • 18歳未満でも条件を満たせば一人で英国へ渡航できる
  • 航空会社、入国、宿泊などの条件はそれぞれ別に確認する必要がある
  • 今回は入国時に準備書類の提示を求められなかった
  • ただし、その一例から「書類は不要」と判断してはいけない
  • 親は未成年特有の落とし穴を調べ、本人にできる手続きは本人に任せた
  • 本人は渡航だけでなく、書類・予約・問い合わせ・現地移動まで経験した

実際に経験してみて感じたのは、「17歳だから無理かどうか」を考えるより、17歳だから必要になる条件を洗い出し、一つずつ本人が動ける状態を作ることの方が重要だということでした。

このシリーズでは、今回の一人旅を「入国」「18歳未満の宿泊」「ホームステイ」「ロンドンでの移動」「プレミアリーグ観戦」などに分け、実際にどうだったのかを詳しく紹介していきます。

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主な確認資料

※英国の入国制度、ETA、航空会社の年齢条件等は2026年10月6日時点で確認しています。渡航条件は変更されることがあるため、実際の渡航前には英国政府、利用する航空会社、宿泊施設等の最新情報をご確認ください。