高校生が一人でロンドンへ行く場合、地下鉄やバス、鉄道を自分で乗りこなせるのでしょうか。
「英語の駅名や案内が分かる?」「乗り換えを間違えたらどうする?」「夜に一人で移動しても大丈夫?」など、保護者としては心配なことがいくつもあります。
わが家では2026年8月、当時17歳だった高校生の息子が一人でイギリスへ渡航しました。ロンドンの語学学校へ通いながら、授業後は地下鉄やバスで観光地を巡り、週末には鉄道でブライトンやリヴァプールまで出かけました。
帰国後に本人へ確認すると、地下鉄・バス・鉄道は一人で利用できたものの、乗り間違いが1回あり、大きな駅で迷った経験もあったそうです。
そんな移動を支えたのが、経路検索アプリのCitymapper(シティマッパー)でした。
この記事では、17歳が実際に使った交通機関、迷った場面、長距離鉄道の利用、そして一人で移動するために役立った準備を紹介します。
この記事でわかること
- 17歳がロンドンの地下鉄・バス・鉄道を一人で利用した実体験
- 毎日の語学学校への通学と授業後の移動
- Citymapperが役立った理由
- 乗り間違いや大きな駅で迷った経験
- ブライトン・リヴァプールへの一人での鉄道移動
- 高校生の一人移動で親が事前に確認したいこと
結論|17歳でもロンドンの公共交通機関を一人で利用できた
今回の体験では、17歳の息子はロンドンの地下鉄、路線バス、鉄道を一人で利用できました。
語学学校への通学だけでなく、午後のロンドン観光や週末のサッカー観戦でも公共交通機関を使っています。
実際に利用した交通手段と主な目的を整理すると、次のようになります。
| 交通手段 | 実際の利用場面 | 分かったこと |
|---|---|---|
| 地下鉄 | ロンドン市内の観光地への移動 | 経路検索アプリを使いながら一人で利用できた |
| 路線バス | 市内観光や滞在先への帰路 | 2階建てバスにも乗車。夜間の帰路でも利用した |
| 近郊鉄道 | ウィンブルドン周辺、ブライトン方面への移動 | 乗り換え駅では迷うこともあった |
| 長距離鉄道 | ロンドン~リヴァプールの日帰り移動 | 事前の切符手配と発着駅の確認が重要だった |
ただし、すべてが最初から順調だったわけではありません。
本人へのヒアリングでは、乗り間違いが1回あり、ターミナル駅で迷ったことも確認できています。
それでも予定していた移動を続け、ロンドン市内だけでなく、離れた都市への往復も経験しました。
今回の経験から言えるのは、「高校生でも絶対に迷わない」ではなく、「迷うことがあっても、自分で確認しながら移動できた」ということです。
毎日の移動|ウィンブルドンの語学学校から午後はロンドン観光へ
今回の短期留学では、平日はウィンブルドンにあるWimbledon School of Englishへ通っていました。
授業は午前が中心で、おおむね9時から13時まで。そのため、学校が終わると一人でロンドン市内へ出かける時間がありました。
例えば、8月24日は大英博物館、ピカデリー・サーカス、グリーン・パーク周辺へ。25日はバッキンガム宮殿、ウェストミンスター、ナショナル・ギャラリーなどを巡っています。
26日にはウィンブルドン駅から移動して自然史博物館やハロッズへ。27日はシティ、ロンドン塔、タワー・ブリッジ方面まで足を延ばしました。
28日はエミレーツ・スタジアムやグリニッジも訪れています。
こうした移動は、旅行会社の観光バスに乗って回ったものではありません。本人が公共交通機関を使いながら、行きたい場所へ向かいました。

ウィンブルドン駅が毎日の移動拠点になった
今回の写真には、8月26日に撮影したウィンブルドン駅のホームや車内の様子が残っています。
ウィンブルドン駅は、ロンドン地下鉄のディストリクト線、ナショナル・レール、トラムなどを利用できる交通拠点です。
日本の駅と違って、同じ駅でも地下鉄と鉄道会社の列車が発着することがあります。
そのため、駅名だけでなく、利用する路線や行き先、ホームを確認することが大切になります。
今回のように毎日同じエリアから出発する場合、最寄り駅や帰り道に少しずつ慣れていくことも、一人で移動する助けになったと考えられます。
一番役立ったのは経路検索アプリのCitymapper
帰国後、ロンドンでの移動について本人に聞いたところ、特に重要だったものとして挙がったのがCitymapperでした。
Citymapperは、地下鉄、バス、鉄道などを組み合わせた経路を検索できるアプリです。
ロンドンでは地下鉄だけでなく、地上鉄道や路線バスを組み合わせる場面もあります。複数の交通手段をまとめて調べられることが、本人にとって大きな助けになったようです。
地下鉄だけでなくバスや鉄道を含めて経路を探せる
Citymapperでは、目的地までの移動方法を比較できます。
例えば、同じ目的地でも地下鉄で向かう経路と、途中からバスを利用する経路が表示される場合があります。
乗り換え駅や徒歩移動を含めて確認できるため、土地勘のない場所でも次に何をすればよいかを考えやすくなります。
ただし、アプリに表示された経路が常に正しいとは限りません。実際のホーム表示、列車の行き先、運休情報なども確認する必要があります。
出発前にアプリを使える状態にしておく
わが家では渡航前から、通信手段や現地で必要なサービスの準備を進めていました。
親が移動上の注意点を調べる一方、本人もアプリやオンラインサービスを利用して現地での行動に備えています。
今回の経験からは、出発前にアプリをインストールするだけでなく、実際に学校や宿泊先から目的地までの経路を検索してみることが有用だと感じました。
現地で通信が使えなくなった場合に備え、宿泊先の住所や帰路の主要駅を別の方法でも確認できるようにしておくと、さらに安心です。
公式サイト:Citymapper
実際に乗り間違いが1回、大きな駅で迷ったこともあった
「Citymapperさえあれば絶対に迷わない」というわけではありません。
本人へのヒアリングでは、今回の滞在中に乗り間違いが1回あり、大きな駅で迷ったことも分かっています。
特に、慣れない鉄道駅では、同じ駅に複数の路線が乗り入れ、ホームも多くなるため、目的の列車を探すのが難しくなります。

ブライトンへ向かう際、クラファム・ジャンクション駅で迷った
具体的な経験として確認できているのが、8月23日のブライトンへの移動です。
この日はプレミアリーグ観戦のため、ロンドンからブライトンへ向かいました。
本人の訂正を反映した旅程では、クラファム・ジャンクション駅からサザン鉄道を利用しています。
この駅で乗り換える列車を探す際に迷った経験がありました。
クラファム・ジャンクションは多くの列車が発着する大きな駅です。
日本の感覚で「同じ行き先方面だから、このホームで大丈夫」と判断すると、違う列車に乗る可能性もあります。
本人がどの案内表示を見落としたのか、どのように正しい列車を見つけたのかまでは、現在の記録から確定できません。
ただ、実際に迷いながらもブライトンへ到着し、AMEXスタジアムでの観戦を実現できたことは確認できています。
乗り間違えたときの対応を事前に考えておく
今回の乗り間違いが起きた具体的な路線や、その後の対応の詳細は記録で確定できていません。
そのため、ここでは本人が実際に取った行動としてではなく、これから一人で渡航する高校生への準備として整理します。
- 間違いに気づいても慌てて車両を降りない
- 次に安全に降りられる駅を確認する
- 現在地から経路を検索し直す
- 列車の行き先表示とホーム番号を確認する
- 判断できないときは駅員などに相談する
- 大幅に遅れる場合は親や滞在先に連絡する
海外での移動では、最初から一度も間違えないことよりも、間違えたときに落ち着いて対応できる準備が重要だと感じます。
ロンドンの路線バスも一人で利用|2階建てバスと夜の帰路
今回の滞在では、地下鉄や鉄道だけでなく、ロンドンの路線バスも利用しています。
8月27日に撮影された写真には、ロンドン名物の2階建てバスの2階席から見た車内の様子が残っています。
バスは地下鉄と違い、地上の景色を見ながら移動できるのが特徴です。
ただし、慣れない場所では、乗るバスの番号だけでなく、進行方向や降りる停留所を確認する必要があります。

リヴァプール遠征の帰りには164系統バスを利用
特に印象的なのが、8月29日のリヴァプールからの帰路です。
この日は朝から長距離鉄道でリヴァプールへ行き、アンフィールドを訪れたあと、夕方にロンドンへ戻りました。
旅程には、ウィンブルドン方面へ戻ったあと、164系統バスを利用したことが記録されています。
20時49分ごろには、夜のロンドン南西部のバス停で撮影した写真も残っています。
長距離移動を終えたあと、さらに路線バスを使って滞在先へ戻ることができたのは、今回の一人旅を象徴する経験の一つでした。
ただし、今回問題なく帰れたからといって、17歳の夜間移動が常に安全だという意味ではありません。
帰着時刻、バス停から宿泊先までの道、通信手段、万一帰れなくなった場合の連絡方法などは、事前に確認しておく必要があります。

ロンドンからブライトンへ|近郊鉄道で一人でサッカー観戦
8月23日には、ロンドンからブライトンまで一人で移動しました。
今回利用したのは、クラファム・ジャンクション駅からブライトン方面へ向かうサザン鉄道です。
ブライトンに到着したあとは、海岸を散策し、AMEXスタジアムでプレミアリーグを観戦しました。
ブライトン遠征では、鉄道の乗り換えだけでなく、試合後の混雑も印象に残ったようです。
サッカー観戦の日は、試合前後に多くの観客が同じ方向へ移動します。特に帰りは、通常の観光とは違う混雑を想定する必要があります。
一人でスタジアムへ向かう場合、行き方だけでなく、帰りの交通手段や時間も調べておくことが大切です。
ロンドンからリヴァプールへ|長距離鉄道も一人で利用した
8月29日は、ロンドンからリヴァプールへの日帰り遠征です。
朝、ロンドン・ユーストン駅へ向かい、Avanti West Coastの長距離列車に乗りました。
本人の記録では、往路の鉄道チケットは日本でオンライン購入し、復路は現地で購入しています。
鉄道料金は本人の回答で片道約80ポンドという記録がありますが、購入日や列車、券種によって料金は異なるため、一般的な運賃としては扱えません。
長距離鉄道の所要時間は約2時間半。ロンドン市内の地下鉄やバスとは違い、列車の時刻や切符の条件を確認しておく必要があります。

ユーストン駅では発車ホームを確認して乗車
8月29日の写真には、ユーストン駅のコンコースやホームの様子が残っています。
写真記録では5番線ホームへ移動した様子も確認できます。
こうした大きなターミナル駅では、行き先だけでなく、発車時刻、列車の運行会社、ホーム番号を照合することが重要です。
とくに予約した列車が指定されている切符の場合、別の列車に乗ってしまうと利用できないことがあります。
リヴァプールから戻ったあとも自力で滞在先へ
リヴァプールではライム・ストリート駅に到着し、アンフィールドを訪問。その後、夕方にロンドンへ戻りました。
長距離鉄道の往復に加え、ロンドンに戻ってからバスで滞在先へ向かう必要もありました。
今回の移動では、長距離列車に乗ることだけでなく、駅から目的地、目的地から駅、さらに帰着駅から宿泊先までを自分でつなぐ経験ができました。
地下鉄・バス・鉄道の支払いはどうする?
ロンドンの公共交通機関では、交通手段によって利用できる切符や支払い方法が異なります。
ロンドン交通局(TfL)が運営する地下鉄やバスなどでは、対応する非接触決済カードやスマートフォン決済、Oysterカードなどを利用できます。
一方、ブライトンやリヴァプールへ向かう鉄道では、利用する列車や区間、切符の条件を別途確認する必要があります。
| 交通手段 | 確認したいこと |
|---|---|
| 地下鉄 | 利用できる決済手段、タッチイン・タッチアウト、運賃区間 |
| ロンドンの路線バス | 対応する決済手段、乗車時のタッチ、バスの方向 |
| 近郊鉄道 | 利用区間、運行会社、切符の有効条件 |
| 長距離鉄道 | 予約列車、発車駅、発車時刻、座席指定、変更条件 |
今回の本人の交通費については、決済履歴の全件照合がまだできていないため、地下鉄・バスの実際の支払総額や、利用した決済手段の詳細は断定しません。
また、17歳には年齢に応じた割引制度が適用される場合がありますが、海外からの短期滞在者がどの制度を利用できるかは条件を確認する必要があります。
運賃や支払い方法の最新情報は、ロンドン交通局(TfL)の公式運賃案内で確認できます。
親として事前に確認しておきたいこと
今回の短期留学では、親が現地で付き添うことはありませんでした。
そのため、渡航前には未成年の一人移動や長距離鉄道の利用、通信手段などについて調べていました。
一方、現地で実際に経路を調べ、乗り換え、目的地へ向かったのは息子本人です。
わが家の準備を振り返ると、親がすべての経路を決めて指示するよりも、本人が使う交通手段やアプリを事前に把握し、自分で判断できるようにすることが重要だったと感じます。
出発前に確認しておきたい5項目
- 語学学校や宿泊先の最寄り駅・バス停を把握しているか
- Citymapperなどの経路検索アプリを使えるか
- 現地でスマートフォンの通信が利用できるか
- 交通費の支払い方法と予備の手段があるか
- 迷ったときや帰りが遅れたときの連絡方法を決めているか
今回、親子の連絡には主にLINEを利用していました。常時の位置共有は行っていませんでしたが、特にサッカー観戦の際などに連絡を取っていました。
ただし、これはわが家の実例です。位置共有や連絡頻度は、本人の年齢、行動範囲、滞在先の条件などに合わせて決める必要があります。
まとめ|高校生でも移動できたが、アプリと事前準備が重要だった
2026年8月、17歳の高校生が一人でロンドンの公共交通機関を利用した体験を紹介しました。
- 地下鉄・バス・鉄道を一人で利用できた
- 語学学校の授業後も公共交通機関でロンドン観光を楽しんだ
- 最も役立ったアプリはCitymapperだった
- 乗り間違いが1回あり、大きな駅で迷う経験もした
- ブライトンへ近郊鉄道で移動した
- リヴァプールへ長距離鉄道で日帰りした
- 夜には路線バスを利用して滞在先へ戻った
親として出発前に心配していたのは、英語での移動や乗り換え、迷ったときの対応でした。
実際には、乗り間違いや駅で迷う経験はあったものの、本人は予定していた場所へ移動し、語学学校への通学やサッカー観戦を実現しました。
今回の体験で印象に残ったのは、一人で公共交通機関を使うことが、短期留学そのものの大切な経験になっていたということです。
高校生が一人でロンドンへ行く場合は、地下鉄やバスの乗り方を覚えるだけでなく、迷ったときに自分で調べ、必要なら周囲に助けを求められる準備をしておくことが大切だと思います。
関連記事
主な確認資料
- Transport for London(ロンドン交通局)
- Transport for London:運賃・支払い方法
- Citymapper公式サイト
- National Rail公式サイト
- Avanti West Coast公式サイト
※体験内容は2026年8月の17歳本人の渡航記録・ヒアリングをもとにしています。運賃、運行状況、割引条件などは変わるため、渡航前に各交通機関の最新の公式案内をご確認ください。

